メインコンテンツへスキップ

瀬戸内海横断カヤック

· loading · loading ·
カヤック 旅行 四国 香川県 岡山県 高松市 玉野市

瀬戸内海をカヤックで横断した。この海域は備讃瀬戸と呼ばれていて、多くの島の間を複雑な潮流が流れている。また海域の中央は備讃瀬戸東航路と呼ばれていて大型船が大量に通行する。今回は岡山県の玉野市・宇野から出航し、航路をまたいで香川県の高松市まで瀬戸内海を横断した。

宇野-葛島
#

玉野市宇野は鉄道駅が海岸から近く、割安な駐車場がたくさんあるので出艇地点として良かった。サラダオイル工場があり、コーンの匂いが町中に漂っている。夕方の上潮時に到着したので、タイミングを見計らってカヤックを準備し、出艇時にはちょうど満潮で船が浮いた。

この水路はプレジャーボートが係留してあったり、サラダオイル工場などの積み下ろし用の港になっていて浚渫されている。

当初は潮汐を活用して東の方向(可能なら小豆島まで)に行けるだけドリフトし、また戻ってくる計画だった。潮汐は翌日の 10 時ごろから下潮になり東に流れる。初日は適当な無人島に上陸して一泊しようとしていたが、思ったより浜が薄く、テン場を探すのに難儀した。出艇時の上潮も思ったより強く、仕方なく上潮に乗って西に下り、直島の隣にある葛島という無人島に上陸して一泊した。 高潮の予報で、安全のために夜の満潮を見届けてから寝ようと思ったのだけれど、ついついうとうとして 11 時の満潮のときに潮を頭から被った。流出したものはなかったけれど予備のヘッドライトとチャッカマンが使えなくなった。朝に現地を確認したらシェラカップが砂に埋まっていた。

葛島-井島-豊島
#

しばらくカヤックを漕いでいなくて手のマメも辛かったので、小豆島までは行かずにそのまま高松まで渡ることにした。葛島から朝 8:00 ごろに出艇。10:00 ごろに潮目が変わるはずで、そのうち楽になるだろうと思っていたけれど、結局ずっと上潮に逆らって漕ぐことになった。島の近くでは表面は急流のように流れている場所があるけれど、漕いでみるとそんなに流れていなかったりする。風が波を巻き上げているのかもしれない。いずれにせよ、潮流の速さと見た目はあまり関係ないことが分かった。

豊島-男木島
#

豊島からは航路横断で、今回の行程の核心。潮は下潮に変わっていて、2-3km/h(1-2 ノット)で東に流れている。GPS の軌跡をみると、休憩中にみるみる流されるのが分かる。男木島沖の赤灯台を目指し、航路の中央でタンカーを 4 台やり過ごしてから男木島まで横断した。

男木島-女木島-高松
#

男木島から女木島に渡り、女木島の西側を漕いで島をトラバースした。女木島を超えると海は途端に汚くなった。高松の周辺ではセーリングのボートがたくさんいた。

高松駅近くに上陸し手早くカヤックを片付けて、電車で宇野に戻った。

総括
#

1 日目
#

航行距離
3.68 km
タイム
45 分
平均速度
4.9km/h
消費カロリー
259kcal

2 日目
#

航行距離
30.16 km
タイム
8 時間 43 分
平均速度
3.5km/h
消費カロリー
2,219kcal